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| 最後にですね、少し飛ばしまして教会の立場について、すでにおわかりのことが多いと思いますけれども、私が感じたことを整理してみたいと思います。 まず、日本のキリスト教会にとって最大の特色はカトリック教会の衝撃が大きいということです。 これは、カトリックの悪口を言うわけじゃないんですよ。これには一つの歴史的な必然性があるんです。というのは植民地にした時に、一番えげつなく改宗させたのがカトリックだから、フィリピンにしてもラテンアメリカにしても、85%90%もカトリックにさせっちゃったわけですよ。無理矢理に。 そういう地域からの出稼ぎが多いものですから、それでカトリック人口が多い。 特にフィリピン、それから中南米ですね。それだけ合わせただけでも三〜四〇万人のカトリック人口が日本に移ってきているということです。 私は、自分の日本キリスト教団と比較すると一番ぴんとくるんです。信徒数にして日本キリスト教団三つ分、それから礼拝出席数にすると五つ分くらいのカトリック人口がドカーンと来たわけです。 カトリック教会は日本キリスト教団に比べて大きいとはいえ、この衝撃は大きいですよ。 いん石がぶつかったなんてものじゃないですよ。向こうの方が大きいんですから。 ですからカトリック教会が取り組まざるを得なくなったのは当然のことであります。 けれどもやっぱりカトリック教会は、取り組み出すと非常に組織も大きいですし、やる事はちゃんとしていますから、それで、今全国で一番力のある取り組みをしているのはカ トリック教会。 これはですね、もう社会問題だとか何とかじゃなしに、本当に「司牧」の問題、教会の牧会の問題としてやるざるを得ないという現実に迫られて今やっているということですね。 ただやっている神父さんや信徒達に言わせると「いやそれもごく一部ですよ」と言われる。 確かに、他の所は動かないという現実があるようですが。 つまり、これはキリスト教自身が植民地にしたという結果として、当然受けなきゃいけない跳ね返りといいますか、責任が問われるということですね。 聖公会の東京教区がカパティランを設けていることの背景には、一つにはやはり、フィリピンが、特に聖公会の領域で、聖公会の信徒のフィリピン人の方がたくさん来ているという現実があるわけでしょ う。日本キリスト教団は「UCCJ」ですけれどもUCCJ(フィリピン合同教会)の信徒というのは少ないので、直接教会に来られちゃって、やらざるを得ないということは少ないわけですけれども、しかし密度の多いところから出稼ぎに来ますと、どこかの教会に固まっていきますから、そこではやらざるを得ない。 ですからキリスト教がかつて犯した、植民地にしていった、あるいは植民地にする働きと共犯関係を結んでいったということの結果として、キリスト教の歴史的責任が問われていくということですね。 これは我々の悔い改めの問題としてやらざるを得ない、信仰的にやらざるを得ないということが一面にあると思います。 |
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