９月９日、平和を祈る夕べのつどい

光りの祈り

• 平和の炎よ
  わたしたちの心を暖めて下さい。
  わたしたちが隣人を愛することができますように
  
  
• 平和の炎よ
  わたしたちの道を照して下さい
  わたしたちが真実の中を歩むことができますように
  
  
• 平和の炎よ
  わたしたちのただ中に
  自由への情熱を燃え立たせて下さい
  
  
• 平和の炎よ
  わたしたちを集めて下さい
  あなたの命の讃美の祝いの中に
  
  

詩篇交唱（85:7-13）

主よ、あなたの慈しみを示し / わたしたちに救いを与えてください
神の語られる言葉を聞こう / 主はその民、聖徒たち、神に信頼する人に平和を約束される
救いは神を恐れる人に近く / 栄光はわたしたちの地に住む
慈しみとまことはともにあい / 正義と平和は抱き合う
まことは地から芽生え / 正義は天から見守る
主はみ恵みを注ぎ / 地は豊かに実る
正義は神のみ前を進み / 神の歩む道を備える

第一日課

　イザヤ書 2:1-5(日本語で朗読します）

アモツの子イザヤが、ユダとエルサレムについて幻に見たこと。
終わりの日に主の神殿の山は、山々の頭として堅く立ちどの峰よりも高くそびえる。国々はこぞって大河のようにそこに向かい
多くの民が来て言う。「主の山に登り、ヤコブの神の家に行こう。主はわたしたちに道を示される。わたしたちはその道を歩もう」と。主の教えはシオンから御言葉はエルサレムから出る。
主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。彼らは剣を打ち直して鋤とし槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げずもはや戦うことを学ばない。
ヤコブの家よ、主の光の中を歩もう。

第二日課

　ヨハネによる福音書 15:11-17（英語で朗読します）

(NRSV-English)
Book of St. John 15:11-17

I have said these things to you so that my joy may be in you, and that your joy may be complete.
"This is my commandment, that you love one another as I have loved you.
No one has greater love than this, to lay down one's life for one's friends.
You are my friends if you do what I command you.
I do not call you servants any longer, because the servant does not know what the master is doing; but I have called you friends, because I have made known to you everything that I have heard from my Father.
You did not choose me but I chose you.
And I appointed you to go and bear fruit, furit that will last, so that the Father will give you whatever you ask him in my name. I am giving you these commands so that you may love one another.

証 言

1. 私の十五年戦争
   　　　鈴木勉司祭　＊代読：井原泰男司祭
   　 （深川聖救主教会管理牧師）
2. 私の戦争体験
   　　　土山幸子さん
   　 （元聖路加国際病院看護婦長、現在同病院ボランティアコ−ディネ−タ−）
3. 日本軍の侵略による 犠牲者三世からの証
   　　　アグネス・バレステロスさん
   　 　　　　　（カパティランスタッフ）

「キリストの平和」（譜）

使徒信経

　（それぞれの言葉で唱えます）

　わたしは、天地の造り主、全能の父である神を信じます。
またそのひとり子、主イエスキリストを信じます。
主は聖霊によって宿り、おとめマリヤから生まれ、ポンテオ・ピラトのもとで苦しみを受け、十字架につけられ、死んで葬られ、よみに降り、三日目に死人のうちからよみがえり、天に昇られました。
そして全能の父である神の右に座しておられます。
そこから主は生きている人と死んだ人とを審くために来られます。
また聖霊を信じます。
聖なる公会、聖徒の交わり、罪の赦し、体のよみがえり、永遠の命を信じます。
　アーメン

献金　

　（「在韓被爆者」のために捧げられます）

「平和の器にして下さい」

真理と平和の源である神よ、
み子イエス・キリストはすべての人がみな主の家族として平和に生きるために、十字架により憎しみの隔ての壁を除き、主による和解の道を開いてくださいました。
いま「戦後５０年」を迎えたわたしたちが、自らの国のあやまちを正しく見つめ、悔い改めて、歴史を通して働かれる神の呼びかけに応えていく勇気と力を与えてください。
そして、わたしたちの教会が、主の平和を実現していくよき器となることができますように、
父と聖霊とともに一体であって世々に生き支配しておられる主イエス・キリストによってお願いいたします。　アーメン

すべての聖なる望み・良い思い・正しい業のもとである神よ、
この世の与え得ない平安をわたしたちにお与え下さい。
わたしたちがみ心に全てを委ね、み力によりあだを恐れず、安らかに日々を過ごすことができますように、
救い主イエス・キリストのいさおによってお願いいたします。　アーメン

天の父よ、
わたしたちは主のうちに生き、動き、また存在するものです。
どうか聖霊によって導き、わたしたちが日々の営みのうちに主を覚え、
つねにみ栄えを現わすことができますように、
主イエス・キリストによってお願いいたします。　アーメン

［アジアの人々の傷を思い起こす］

司式者

　神よ、わたしたちは、アジア・太平洋戦争によって、多くの人々、ことにアジア諸国の人々に、計り知れない苦難と死をもたらしたことを、深く心に刻みます。
この苦難と死が、アジアの人々にとって、つぐない難い犠牲であったこと、癒し得ない傷であることを、いつも思い起こすことができますように。

会衆

主よ、わたしたちの祈りを聞いてください

［わたしたちとその国の苦難を覚えて］

司式者

神よ、戦争という国家のあやまちによって、わたしたち自身も苦難の時代を過ごしました。
どうか、わたしたちがこのあやまちを繰り返さず、国の現在のあり方を改め、神のみ心がこの地上に実現するための、知恵と勇気を与えてください。

会衆

主よ、わたしたちの祈りを聞いてください

［今も続くアジア諸国の犠牲］

司式者

神よ、わたしたちは、今もなお、アジア諸国の犠牲のうえに成り立つ、満ち足りた生活に安住し、貧困や暴力、不正義から目を背けています。
どうか、わたしたちが自己中心の生き方から解放され、神の家族である世界中の兄弟姉妹の苦しみ・悩み・痛みを、分かち合い、支え合うことができますように。

会衆

主よ、わたしたちの祈りを聞いてください

［核兵器の廃絶のため］

司式者

神よ、生きとし生けるものを破壊する核兵器によって命を奪われ傷つけられた人々、今なお苦しんでいる人々をみ前に覚えます。
とくに広島・長崎の人々、在韓被爆者、太平洋地域の人々にあなたの癒しのみ手をさしのべてください。
また、現在も核実験を強行している中国、フランスの指導者を導いて、何よりも命を尊ぶ心を与えて下さい。
主よ今わたしたちがなすべきことを悟り、この世界から核兵器を廃絶するために共に働くことができますように。

会衆

主よ、わたしたちの祈りを聞いてください

［あらゆる差別・抑圧の克服のため］

司式者

神よ、わたしたちは、人種・民族・文化・習慣・性の違いによって差別・抑圧を繰り返しています。
どうかわたしたちが、十字架によって地上のあらゆる隔ての壁を取り除かれたみ子イエスにならい、差別・抑圧を打ち破る主のみ業に仕えていくことができますように。

会衆

主よ、わたしたちの祈りを聞いてください

祝　福

主　教

恵み深い神が、戦争の犠牲となった人々に癒しを、悔い改める人々に赦しを、平和を求める人々の間に、真実の和解を与えてくださいますように。

父と子と聖霊なる全能の神の恵みが、
つねに皆さんと共にありますように。
ア−メン